・・・桜のさいたら・・・

家をそっとでると、坂道を美優はのぼりだした。




美優の足では、15分はかかる。





だが、遠いなんて思わなかった。





憧れでもある




小学校に行くという



興奮――。




美優を夜の町に突き動かした。






――がしゃん





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