「第4種目徒競走の参加者は指定の場所に集合。」
ん?ふぁぁ~っもうそんな時間か。ん?ありゃあ確かクー・フーリン?あのバカここで何を。
「おい猛犬。貴様こんなとこで何してる。」
「あぁ?テメーはランスロットじゃねぇか。テメーこそ何してやがんだよ。」
「貴様、質問に質問で返す気か。」
「んなもん知るかよ。オラァただテメーにゃ言いたくねぇだけだ。」
相変わらずムカつく英雄だ(怒)
「フッ貴様のことだ。大方ナンパした女子校生と美味いティラミスとナタデココを出す店に行った後面白そうだから参加した。ってとこだろう。まったくヒマがあればナンパしおって悪趣味な。」
「るせーな。ヒマがありゃいつもやってる訳じゃねーよタコ。それにR指定なことやってねーんだから問題ねーだろ。ったく、これだから円卓の騎士は融通が利かなくて困んだよな。」
「ほぅ、ケルトの英雄よ。貴様私と勝負したいらしいな?良かろう。第5種目でカタを付けてやろうじゃないか。」
「あぁ、面白れぇやってやんよ。」
さっきから猛犬にナンパされてた気の強そうな女子校生は私たちの口喧嘩に振り回されているのに気付いた。
ゲスッ
なっ・・・この女子校生私のスネを蹴ってきただと。
「クーさんをいじめないでくれる?弱いものイジメなんて騎士失格よ。カッコいいくせにダサいし。」
私が騎士失格?そうだよな・・・主に反旗翻すとか騎士失格だよな・・・。
「オレ様・・・弱いものなんだ・・・。」
って、クー・フーリンにも大ダメージ与えてるよ。
ある意味彼女は私が眠る星杯を所有するちゆりより強いぞ。うん。