鏡の中のあたしは泣いたせいでマスカラがよれてアイラインが流れ落ちクマのようになっていた。

おまけに下のツケマは取れて無くなっている。



本当に惨めな姿……。


きっと今頃あいつらベッドであたしを笑ってる。


あいつら死んだらいいんだ……

てか死ね?


バッグからポーチを取り出しガチャガチャとメイク道具をあさるとあたしは気合いを入れる為にメイクを直し始めた。


あっちゃんのバーカ

ユリよりあたしの方が可愛いだろーがよ。


あっちゃんのバーカ……



あっちゃんのバーカ……




あたしはまた馬鹿みたく鏡の前で泣いていた。

あっちゃんのことを想うとアホみたく涙が止まらなかった。