息をととのえ屋上への扉のドアノブに手をかける。
本当に開くのかよ……。
半信半疑で回すとドアノブはゆっくり右に回りギイィと言う音と共に開いた。
ドア開いたし!
あいつマジで屋上にいるのかよ!?
驚きと珍しさの中、あたしは初めて屋上に足を踏み入れた。
いつも屋上にはカギがかけられているので誰も入れないし入れるわけがないと思っていた。
つーかひなたは?
辺りを見渡して進むとミルクティー色の髪が視界に入る。
ひなたはフェンスぎりぎりの所、コンクリートの地べたに胡座をかいて座っていた。
「夢前先輩……。何やってんすか」
「早かったね。走って来た?」
図星が恥ずかしくてあたしは黙ってジュースを差し出す。
「ありがとう。ハイお金」
差し出された小銭と交換するとあたしは黙ったままひなたの隣に腰掛けた。
ひなたはあたしをチラリとも見ないでジュースにストローを刺して飲み始める。
「……なんでメール無視するんですか……」
「あー……忘れてた」
「どうやって屋上に入ったんですか……」
「非常階段からよじ登った」
「それ、あぶねーから」
本当に開くのかよ……。
半信半疑で回すとドアノブはゆっくり右に回りギイィと言う音と共に開いた。
ドア開いたし!
あいつマジで屋上にいるのかよ!?
驚きと珍しさの中、あたしは初めて屋上に足を踏み入れた。
いつも屋上にはカギがかけられているので誰も入れないし入れるわけがないと思っていた。
つーかひなたは?
辺りを見渡して進むとミルクティー色の髪が視界に入る。
ひなたはフェンスぎりぎりの所、コンクリートの地べたに胡座をかいて座っていた。
「夢前先輩……。何やってんすか」
「早かったね。走って来た?」
図星が恥ずかしくてあたしは黙ってジュースを差し出す。
「ありがとう。ハイお金」
差し出された小銭と交換するとあたしは黙ったままひなたの隣に腰掛けた。
ひなたはあたしをチラリとも見ないでジュースにストローを刺して飲み始める。
「……なんでメール無視するんですか……」
「あー……忘れてた」
「どうやって屋上に入ったんですか……」
「非常階段からよじ登った」
「それ、あぶねーから」


