背を向けたままのあたしにひなたは飄々と話しかける。
「もしもーし……中田さん?何シカトしてんの?」
バカ犬……あたしのこと中田さんって呼ぶなよ。
「それツンデレってやつ?」
シカトしたまま顔を背ける。
正直、まともにひなたの顔が見れなかった。
「……ねぇ、聞いてる?」
すぐ背後で聞こえるその声にゾクッとする。
懐かしいひなたの声。
本当は今すぐひなたに飛び付きたくて仕方ないのにあたしはそれが出来ない。
「中田さん、いつデレるの?」
「デレねーし!」
振り返り言い返すとバッチリ目が合った。
なんだよ……。
冷めた目であたしを見るひなたに胸がズキズキ痛い。
目を逸らすとひなたはあたしに尋ねた。
「昨日、俺の腕掴んで引き止めたのも君だよね?」
「……だったら何」
「何でかな……あの時の君の顔。頭から離れない」
ん?
いま何て?
突然過ぎる話の流れにあたしは面食らう。
「君は俺を知ってるの?」
「もしもーし……中田さん?何シカトしてんの?」
バカ犬……あたしのこと中田さんって呼ぶなよ。
「それツンデレってやつ?」
シカトしたまま顔を背ける。
正直、まともにひなたの顔が見れなかった。
「……ねぇ、聞いてる?」
すぐ背後で聞こえるその声にゾクッとする。
懐かしいひなたの声。
本当は今すぐひなたに飛び付きたくて仕方ないのにあたしはそれが出来ない。
「中田さん、いつデレるの?」
「デレねーし!」
振り返り言い返すとバッチリ目が合った。
なんだよ……。
冷めた目であたしを見るひなたに胸がズキズキ痛い。
目を逸らすとひなたはあたしに尋ねた。
「昨日、俺の腕掴んで引き止めたのも君だよね?」
「……だったら何」
「何でかな……あの時の君の顔。頭から離れない」
ん?
いま何て?
突然過ぎる話の流れにあたしは面食らう。
「君は俺を知ってるの?」


