朝の空気が余りにも静寂で眠たくなる。
足取り重く虚ろに帰り道を歩いている時だった。
「ワン!!」
突然、建物と建物の隙間からあたしを呼ぶような犬の鳴き声が聞こえた。
犬の鳴き声なんて別に珍しくもなんともない。
なのにあたしは吸い寄せられるようにその鳴き声の方まで進んで行った。
建物の隙間……薄暗い奥に段ボール箱。
てかなんでこんな所に?
そこには毛むくじゃらの小さい犬がいた。
犬種で言うとヨークシャーテリアみたいな……
綺麗なミルクティー色の毛を丁寧にチョンマゲまでしている。
忠実な男が欲しいとは思ったけど犬かよ。
あたしはしゃがみ込むと犬を抱き上げ話しかけた。
「あんた捨て犬なの?可愛いのに……」
独り言みたいに呟いたつもりだった。
返ってくるはずのないものだと思っていた。
「じゃあ俺飼ってよー。ちゃんと躾は出来てるし、いい子だよ」
え?
あきらかに犬から発せられた声にあたしは数秒固まった。
足取り重く虚ろに帰り道を歩いている時だった。
「ワン!!」
突然、建物と建物の隙間からあたしを呼ぶような犬の鳴き声が聞こえた。
犬の鳴き声なんて別に珍しくもなんともない。
なのにあたしは吸い寄せられるようにその鳴き声の方まで進んで行った。
建物の隙間……薄暗い奥に段ボール箱。
てかなんでこんな所に?
そこには毛むくじゃらの小さい犬がいた。
犬種で言うとヨークシャーテリアみたいな……
綺麗なミルクティー色の毛を丁寧にチョンマゲまでしている。
忠実な男が欲しいとは思ったけど犬かよ。
あたしはしゃがみ込むと犬を抱き上げ話しかけた。
「あんた捨て犬なの?可愛いのに……」
独り言みたいに呟いたつもりだった。
返ってくるはずのないものだと思っていた。
「じゃあ俺飼ってよー。ちゃんと躾は出来てるし、いい子だよ」
え?
あきらかに犬から発せられた声にあたしは数秒固まった。


