下心と、青春と



てか、なんで私を屋上に?


考え込んでいると、声が聞こえてきた。


『私、一年の頃から梨太郎くんのことが好きで……!つ、付き合って下さい!』


な、何コレ……。


水梨くん告白されてんじゃん!


そして何故私がここにいるの!?


『あー、ごめん。オレ付き合ってる奴いるんだよね』


『えっ!?そんな話、聞いたことないよ!?』


『そりゃあね、だって今日から付き合うから』


『だ、誰なの!?』


『もうすぐそこまで来てると思うけど……ちょっと見て来るね」


『ちょ、梨太郎くん!』


えええええええ!?


何この展開!


それに、水梨くんの彼女らしき人は来てないよ!?