「ごめんなさい…先生…っ」







え?



いやいやいや…
あたしじゃありませんよ?



誰よ?こんな可愛い声…



って直ッ?!






「俺…どうしても先生に…っ」







深くうつむいて言う直。

泣いてる…??





ばっ、と急に顔をあげた。






「これ…受け取ってほしくて…」





そう言って差し出した手。



そこには可愛らしくラッピングされたお菓子。

黄色のリボンの中にクッキーが見える。


はぁ???