ドンッ!! 「いったぁー…」 走った勢いで誰かとぶつかる。 前見てなかった。 …怒られるかな? ついてない…最っ悪…。 「大丈夫?!」 うわ。うっわ。 端正な顔立ち。 茶髪の柔らかそうな短髪。 「ケガない?!」 「あ、はい…」 その人に手を引かれてた立ち上がる。 …背、高いなぁ。180cmは余裕。 「芦屋奈緒ちゃん?」 その関西弁のその人は、言った。