恋愛勝負 ~Love★Game~




「莉奈、あたし…」


最低だ。

傷つけた、よね。

どうしよう。



自然と涙が溢れてくる。



止まれ。

止まれ止まれ止まれ。




あたしの意志に反して涙はボロボロと雫を落とした。




いや、涙が一番あたしの気持ちをわかってくれてたのかもしれないね。




莉奈は何度も頷いてくれた。


髪をなでてくれた。


その手は誰よりも優しい手だった。