ゆっくりと、そしてどこか得意気に頷くお姉様。
｢…耳かして？｣
来い来い、と手招きされ、恐る恐る近付く。
｢策ってのはね……フゥッ｣
｢～～ッ?!///｣
ババッ
とっさに離れる。
息をかけられた耳が熱い。
｢やーい引っかかった♪昔から耳弱いもんね、奈緒ちんは☆｣
ものすごく可愛いウインクをかましてみせる。
｢ひ、ひどい…(泣)｣
人がこんなに悩んでんでるってのに!!
弱味に漬け込んでからかうとか…なんて莉奈らしい←
｢あーもぉ奈緒ったら
イジけない、イジけない!!
えっと、だからね？
策とかそんな考え込んだものより、
奈緒には勢いでドーンとやる方が
合ってるってコトよ!!ね、ね？｣
｢ぅう…｣
なんか上手く丸め込まれたような気がするんだけど…
てか、あたし…計画的でクールな設定(自称)じゃなかった？
今じゃそんなのカケラもないけど…(汗
