恋愛勝負 ~Love★Game~




「直は生意気言っとっても俺を慕ってくれてた。
真優のことも親しい友達として。」



「……?」







「俺は真優を…いつからか“女”として見るようになってもうた。」







「好きになった…んですか?」

「…ん。」






恋…か。

中学生だもんなぁ…普通じゃない?








「けど、真優が見とったのは俺じゃなかった。」








先輩の表情から何となく分かった。

震える唇をそっと動かす。







「直を、好きだったんですね…?」