「んなっ…///」
口角をそっと上げ、横目であたしを見る。
その流し目があまりにも色っぽくて、綺麗で、恥ずかしくなった。
「そ、そんな目で見ないで下さい…っ」
先輩の綺麗な指があたしの髪にそっと触れる。
くすぐったくて、顔を背けた。
「そーゆー反応…そそられてまうんやけど♪」
いちいち赤くなるような事言わないでよ…
まるで林檎…いやトマトかな?
「は、話って何ですか!?」
このままだとあたしが変になりそうで話をそらした。
「あー…うん、ちょっと」
先輩は言いにくそうに返事をした。
「未優のことで、な」


