覚悟しろ、そう言い放った先輩は思いもよらぬ行動に出た。 目を閉じてても静かに近づいて来てることぐらいは分かった。 悪いことを企む笑い声が微かに聞こえた。 一体何をするつもり…? 特に理由も無く身構えた。 目を閉じたまま。 もうこーなったら意地でも目を開けたりなんかしない! そう心の中で誓った時だった。 「うりゃっ!!」 「ひゃあっ」 わき腹をくすぐられ、笑いが止まらない。 「いひゃひゃひゃあ…っ」 思わず目を開けてしまった。