恋愛勝負 ~Love★Game~




「あ、分かった!!」



急に立ち上がって人差し指を突き出した。



「先輩…?」








探偵気取りなのか、顎に手を当ててあたしを見た。



「未優やろ?悩みのタネ。やっかいなのが来てもうたなぁ…」






「やっかい…?」




苦笑いしながら先輩は頷いた。


「俺も直も…未優には頭が上がらんちゅーこと。」





「???」





ますます分からない。

眉間に谷が出来ちゃうよ…






「中坊んトキやったっけ?色々とあった訳。若いのにもう…昼ドラ並にドロッドロ…」





先輩は笑ってるハズなのに、なぜか切なく見えて仕方なかった…



どうして…?

何があったの…?