「あ、分かった!!」
急に立ち上がって人差し指を突き出した。
「先輩…?」
探偵気取りなのか、顎に手を当ててあたしを見た。
「未優やろ?悩みのタネ。やっかいなのが来てもうたなぁ…」
「やっかい…?」
苦笑いしながら先輩は頷いた。
「俺も直も…未優には頭が上がらんちゅーこと。」
「???」
ますます分からない。
眉間に谷が出来ちゃうよ…
「中坊んトキやったっけ?色々とあった訳。若いのにもう…昼ドラ並にドロッドロ…」
先輩は笑ってるハズなのに、なぜか切なく見えて仕方なかった…
どうして…?
何があったの…?


