…ナンパ? 夕方だってのに…ウザイ。 あたしは顔を上げないまま、返事した。 「そ、ひとり。可哀想だって思う?」 若干開き直って鼻で笑うように言った。 何言ってんのかなマヂで… 「思わん。つかむしろラッキー?」 「んなっ…」 へへっと笑う男に、思わず顔をあげた。 「あ…」 自分でも目が丸くなったのが分かった。 「せっかくええ女が1人やのに、喜ばん男がおるかって!俺ならガッツポーズするで?」 「なんで…?」