恋愛勝負 ~Love★Game~



コワいこと言ってるけど、やっぱり先輩をあーゆー対象には見れないけど、庇ってくれた気がして嬉しかった。

自分を心から想ってくれている、そんな気がした。


自意識過剰かもね。






「ほんなら、そろそろ行くわ」

「変態会長、永遠にさよーなら♪」







そろそろ店じまいに入り、あたしも制服に戻った。

もちろん直も、直チャンから直クンへと姿を戻した。








「あの~…」


「はーい!!」






小柄で可愛い女の子だった。

栗色のふわふわの髪は直とまるで同じ色だった。





「あ、もう店終わっちゃったんですけど…?」




あたしが控えめに言うと、その子はニコッと笑った。

どうやら店に来たわけじゃないらしい。








「ナオ、いる?」








嫌な予感が、した。