「そ、そぁっ…///」
そんなことぐらい分かってます!!
って言いたいのに、心臓の音に出てくる言葉がかき消されてしまうよう。
「そうやってすぐ赤くなる…それがイケナイわけ。自覚あんの?」
「えっ…?」
「わかんねぇ?そーゆー反応するから止められなくなるんじゃん…ばか奈緒」
わかんない。
全ッ然わかんないよ。
あたしは馬鹿なんだから、もっとちゃんと説明してもらわないと理解できないっての。
「だから、わっ…!?」
「時間無いんだから黙ってて」
ジタバタするあたしを片手で押さえて冷たく言い放つ。
直のネクタイがあたしの視界を奪う。
「え、ちょ、ひゃ…っ」
「うっせぇ、黙れ」
ひぃぃぃっ(ノд)з


