恋愛勝負 ~Love★Game~



「……」



あたしはエロ大魔王を涙目で睨んだ。


すると少し面倒くさそうに直は綺麗な唇を動かした。





「約束、忘れたわけ?」

「え?」




「やぁーくーそーく。」




や、約束??




「何か約束したっけ??」





うっすらと残る記憶をたどってみるも、全く思い出せない。




気のせいかな…

直の眉間にシワが見える。





「嘘、嘘だってば!ちゃんと覚えてるよ…?」





…嘘八百。

もしかしたら嘘九百くらいになってるかもしれない。



どうしよう。

本当にわかんない!!