「……」 あたしはエロ大魔王を涙目で睨んだ。 すると少し面倒くさそうに直は綺麗な唇を動かした。 「約束、忘れたわけ?」 「え?」 「やぁーくーそーく。」 や、約束?? 「何か約束したっけ??」 うっすらと残る記憶をたどってみるも、全く思い出せない。 気のせいかな… 直の眉間にシワが見える。 「嘘、嘘だってば!ちゃんと覚えてるよ…?」 …嘘八百。 もしかしたら嘘九百くらいになってるかもしれない。 どうしよう。 本当にわかんない!!