恋愛勝負 ~Love★Game~




「まぁ…そうなると勝負はじめる時点で俺の勝ちは決まってるんだけど。」


「んなッ…あたしだって直のこと好きだもん!!」





後悔、先に立たず。

今のあたしの為にあるような言葉。





何よりも…

直のこの悪魔笑顔が証拠。





勢いで告白とか…ありえない。

どうしよう。

なんか今になって恥ずかしくなってきた。






「まさか本当に奈緒チャンが…ねぇ?」

「ぅう…っ」


「引き分け?じゃあ…こーゆーのは??」


「え?」





人差し指を真っ直ぐに立てて言う。

キラキラした瞳にあたしは圧されたまま。





「好きになった方が勝ち!!」


「はい?!」