「んんっ…ふ…っ」 溶け合うように絡まっていく。 熱くて、熱くて。 力が抜けて少しひんやりとした床に座った。 「…奈緒チャン、俺のこと好きでしょ?」 このまま頷いてしまえばどうなるのかな…? 悪いことなんかはないと思う。 でも…負けたことになる。 「恋愛勝負」なんていう意味不明な勝負。 でも、あたしは負けたくなんかない。 ぴこーん(ノ*゚Д゚)ノ! 昭和チックな効果音とともに、あたしはひらめいた。 「あ、あのさぁっ…」