恋愛勝負 ~Love★Game~




天使の甘い声を聞き逃すまいと耳をすました。

静寂を破ったのは、その甘い声。

綺麗な唇が言葉を紡ぐ。




「俺のと交換しない?」


「…は?」



はっきり言って意味が分からない。

でも、あたしに向かって言ってるよね?



くるりと後ろを見回した。


周りの子達にとって内容はどうでもいいっぽい。

声だけで満足したような顔してる。




「んっとね…何て言ったらいいかな…」




呟くように言った。

ますますワケ分かんない。


眉間に深いシワを刻む。

どんどん深くなっていく。




「簡単に言うと…脱いで?」