声と同時に腕が引かれた。 「莉奈?」 莉奈の瞳は何かある。 そしてそれは絶対。 何がなんでも絶対。 「どーせ帰るなら4人で帰らない?」 あ、なんだ。 …そんなことか。 てっきりケーキ食べ放題に挑戦しよう、とかかと思った。 …ダイエット中なのに。 「いいよー♪」 あたしの、馬鹿。 何で頷いてしまったんだろう。 傷つけたくなかったのに…