えぇっと… 「丁重にお断りします…」 キッパリ? あたしは深々と頭を下げた。 会長は肩を落として溜め息をついた。 頭はダラーンと垂れている。 「奈緒、帰る。」 飽きた子供のように直が言った。 か、可愛い…!! 「可愛くねぇから。」 「え、あ…」 また声に出してたっぽい。 でも…可愛かったんだもん… 「奈緒っ!!」