それはあたし達がまだ中学生だった頃。 14歳の紅葉が色づく秋。 莉奈は相変わらずの万年モテ期。 恋だの愛だの興味のナイ莉奈は断る毎日。 正直メンドーだと言ってたくらい。 でも断られた人の中には納得ならない人も居たらしくって。 学校帰りに… …レイプに遭った。 これ以上無いくらい泣いた。 光を失くした瞳で。 それからの莉奈はあまり男子とは話さなくなった。 「どうして…彼氏つくんないの…?」 声が震えた。 やっぱり怖くて。