さささ誘ってる?! 思わぬ直の言葉にみるみる顔が熱くなっていく。 「な、何でそうなるのよ!」 あたしがそう言うと… 直が近づいてきた。 後ずさりするもここは屋上。 あたしは幸いにも入口の壁側だった。 …ん? 幸いじゃない!! 逃げ場ないじゃん!!! 「その目とか…壊したくなる。」 背中にひんやりとした壁があたる。 目の前には悪魔・直。 壁に押し付けられた背中。 心臓が大音量で鳴っている。 き、聞こえてないよね…?