「え、ナオ?」 気の抜けた声で聞き返してくる。 うう… もう嫌だ…なにこの空気。 みんなの視線が痛い。 ホームルームで何してんだろ。 「同じ名前…?」 そう呟く声に思わずため息をはく。 「すごい!やっぱこれ運命だよね?」 そんな運命信じない。 信じるもんですか…。 そもそも、何であたしこの名前なの? 男っぽいし。 いっそジョセフィーヌとかさー。