「お願いだから…」
私は必死に何度も何度もお願いした。

吏玖は何も言ってくれない。


長い沈黙の後、吏玖が一言…
「大会終わるまで距離置こう。」
って。


私は泣いて拒否した。


けど、吏玖の意志は堅く揺るがなかった。


私が吏玖を理解しなかったから…
できなかったから…

吏玖を起こらせ…
追い詰めてしまった。


距離を置くって…何?!