吏玖が私に気づいて走ってきた。

「どうした?友達と帰ったはずだろ?」

「うん。帰ったけど、吏玖に会いたくなって来ちゃった…手紙ありがとう。」


「届いたのか。伝わった?」

「嬉しくてマジ泣けた…本当にありがと。」

吏玖は私の頭をポンポンしながら、
「一緒に帰るか。」
って。


二人で帰る最後の通学路。

吏玖は私の手をぎゅっとしてくれた。

今まであった不安感は消えちゃって、とっても幸せいっぱいになってる。



これからもよろしくね…

私の大好きな彼氏さん。




end