教室に帰って、担任の先生の話が終わって解散になっても、みんな帰らず別れを惜しんで話をしてる。

私も麻美やクラスの友達と写真を撮ったり、サッカー部の3年部員や美波と写真撮ったり…とにかく、高校生活最後の思い出を写真に収めようといっぱい撮った。

美波に、
「サッカー部の部室に行って後輩とも写真撮ろうか。」
と言われて部室に行ったけど、みんな部活が始まってていなかった。

気づけば午後2時を過ぎてる。

「残念。まぁ、けど仕方ないか。結衣、部活見て帰る?私はこれからクラスの集まりあるから帰るけど…」

「ううん、見ないよ。今日は麻美と一緒にプリクラ取りに行く予定だし。」

「そっかぁ。じゃあ、今日はバイバイだね。また、大阪行くまでに遊ぼうね。」

「うん。またメールして!私もするから。」

「オッケー!」


美波が走って行くのを見送りながら、美波は私にとって大切な人の一人だなって 感じてた。