「クリスマスプレゼント、何がいいかなぁ?」


「章斗君が欲しいものあげたら?」


「だって、章斗が欲しいのって3万くらいするようなアクセサリーなんだよ!それは流石に貧乏高校生には無理だし。」


「それ以外で何か思い当たらないの?」


「う~ん……そう言えば章斗、香水がなくなったって言ってた!」


「じゃあ、香水にしたら?」


「そうする!明日買いに行くから一緒に着いて来て!」


「はいはい。わかったよ。」


麻美は何の香水にしようかぶつぶつ言いながら、クリスマス特集の載った雑誌を見始めた。


クリスマスかぁ…
私も他人事じゃないんだよね。