「やったね!一番だよ!」

そう言って走り寄ってきた麻美。


「本当に小池君が速くて助かったよ…」

「次、高梨君達みたいだよ。」


「まじ?!」

麻美に言われて見ると、次のリレーが始まっていた。



吏玖はアンカーだった。


さすが体育科だけあって、ダントツでゴールしてしまった。


かけ寄って来た体育科の女子にベタベタ触られて笑ってる吏玖…


本当に体育科って男女の仲良すぎ。


何かモヤモヤしてしまった。


見るんじゃなかったかな。