「嫌?」

吏玖が切なそうな顔してる。


「嫌ってわけじゃなくて、あの…私…体に自信ないし…吏玖に嫌われないかなって思って…」


「嫌いになんてならないよ。俺は結衣の全部が好きなの!」

「本当?」


「うん。まぁ、結衣が嫌ならもう少し我慢する…よ。」


吏玖はやっぱり少し悲しそうな感じだ。

私は本当にしなくていいの…?


私…吏玖と…したい。

「あのね…、私…初めてだから…優しくしてね。」

「本当にいいの?」


「うん。」



「今度は途中で止めてって言っても無理だよ?」


「うん。吏玖としたい。」


吏玖はさっきよりきつく私を抱きしめてキスをしてくれた。

吏玖の手が体に触れる度、私の体は力が入らなくなってくる。

「痛いと思うから。」

そう言って吏玖は私の中に入ってきた。

「い…た…いか…も。」


「ごめん。もう少し頑張って!」

想像よりは痛くなかったけど、それでも痛いのにかわりはなくて…気づけば私は意識を手放していた。