映画館を出て、少し遅めの昼食をとりにファミレスに入った。

吏玖はハンバーグランチ。

私はオムライスを食べた。


「吏玖、あのね…」

「何?」


「私が卒業しても、ずっと付き合っててくれる?」


「急にどうしたの?ってか、当たり前別れる気ないし。」


「私が県外に進学しても?」


「別れないよ。まぁ確かに遠恋は大変だけど頑張って会いに行くし。」

吏玖の言葉が嬉しかった。

ずっと不安だったから。


「結衣、県外に進学するの?県内に学部がないの?ってか、何になる?」


吏玖がプロサッカー選手になるって聞いてから、栄養士になりたいって思いが強くなった。

栄養士になったら、吏玖の食生活とかの役に立てるんじゃないかって…


彼氏に左右されてる感じはあるけど、それしか考えられなくなってしまった。