無意識に吏玖の姿を探してしまってた。

吏玖は笑顔だった。

本当に優勝したんだよね。

吏玖、ありがとう…


帰る支度を終えて、みんなでバスに乗り高校へ帰る。


車内は…
疲れて寝てる部員
テンション高く騒いでいる部員
に分かれてる。


私は窓から外を眺めてた。


そんな時、吏玖からのメールが来た。



☆☆☆
ご褒美は結衣がいいな♪
☆☆☆



ご褒美?!
私?!


それって…

急激に顔が赤くなるのを感じた。


「結衣、顔赤いけど、熱でもあるの?」
「な、ないよ。大丈夫!眠くなってきたから寝るね。」


美波に言われて、慌てて否定して、目をつむった。


どぉしよう…

心の準備ができてない…

体も…デブだし…

嫌われちゃう…