「全然気づかなかった…。」





和紀はぽつりと言う。







私も全く気づかなかった。







毎日朝見てたのに…









「そいじゃ! また明日!」







和紀は手を振りながら自分の家へと向かった。







「うん。バイバイ。」







あたしも家へと向かった。