あれから一週間くらいたった…。







沙織は神山和紀と仲直り?をしたのか機嫌もよくなった。








「ゆき~!ちょっとこっちきて!」







突然、沙織が呼んできた。








その隣りには神山和紀が…。










「和紀にゆきのこと教えようかなっと思って!」








「え?」










神山和紀がこっちを見てる…。









え…えぇ?









「神山和紀。よろしく…。」







無愛想ながらも笑顔で言ってくれた…。









なぜかこの時きゅんって胸らへんが変な感じがした…。







「あ…あたしは…荒沢有紀です。よろしく…。」








あたしはめっちゃ声が小さくなってしまった…。







だってまさか神山和紀があたしの事を知ってもらえるなんて思わなかったから…










「ゆき~そんな緊張するなよ~!」







沙織があたしの背中を叩く。







「いった~。緊張なんかしてないよ~。」







そんなの嘘だけど…





本当のこと言ったら神山和紀にどう思われちゃうか…