蝶は何匹も増えていき 私の周りを囲んだ。 「き、奇麗・・」 一匹の蝶が私の手に止まった。 ―チリッ・・・ 「痛っ」 火傷をしたかのような痛み。 痛い・・・ 何なんだ・・・ 手を見てみると ♠のマークが付いていた。