「・・・リオン?」 「お願いします!私の家のお金だけは・・・どうかお返し下さい!」 「何故?」 「私の家は、この街で一番貧しい家なんです!私と恋人、そして私の家族がいるんです!このままでは飢え死にを・・・どうかお助け下さい!」 リオンは膝をついて、頭を床につけた。 「・・・そうねぇ・・」 確かにリオンは 私を助けてくれた命の恩人でもある・・・。