僕は飛び出した

全てが嫌で

闇に押し潰されてしまいそうで

飛び出した僕を

迎えてくれたのは

汚れを知らない 真っ白な雪

幼き頃の僕ならば

素直に綺麗だと

思えたのだろうか

今の僕には 雪さえ憎らしくて

綺麗な雪を 綺麗だと思えない僕

そんな僕は

どれだけの闇に

包まれているのだろうか