「勇次くん・・言い返せば?・・・勇次くんはあなたと違って女の人にだらし無いような人ではありません。今の言葉は取り消して下さい!」
「沙希ちゃん・・ごめん。僕には言い返せない・・」
「えええ?勇次くん・・まさか・・」
「もう沙希ちゃんに嘘をつきたくないです・・」
「どう言う事?」
「臼村さん、今はそれ位にしてあげて。勇次くん、あなたには残念かも知れないけど、『H・O・S』に入社した時の健康診断でDNA鑑定を依頼してたの。結果は父が話した通りよ。あなたが私の弟で道三の息子だって事は間違いないの」
「まさか・・そんな・・」
「勇次くん・・」
「すいません、千尋ちゃんの事はそこにいる人に任せて良いんですよね?だったら僕はこれで失礼します。沙希ちゃん帰ろう!」
「勇次くん、逃げるの?」
「良いのよ、臼村さん。今日は帰って休みなさい。怒らないであげてね、お願いよ」
「あ、あの。千尋ちゃんの事はホントに・・」
「ええ。ここにいる人達に任せておいて。何かあったら連絡するわ。そっちも何かあったら連絡してね」
「はい、分かりました。じ、じゃあ失礼します。おやすみなさい」

