僕らは試合開始の約30分前になってようやくスタジアムに着いた。
スタジアムに一歩足を踏み入れてまず驚いたのはアルビレックス新潟のサポーターの数だった。
約4万2300人収容のスタンド席はほぼ埋め尽くされ、そのほとんどの人達がオレンジ色の服を着ていた。
(噂には聞いていたけど実際見ると凄いな・・)
一方の大分トリニータのサポーターの数は約50人ほどで、多くの人は関東から足を運んでいた。
遠い九州からは選手もサポーターもアウェー参戦は至難の技である。
そんな中にも見知った顔があった。
その人は僕を見つけると、悪ガキみたいな笑顔を浮かべて近づいてきた。
「ようようよう!お疲れお疲れぇ!」
差し出された手を握ると太鼓のバチで出来たバチタコがゴツゴツと僕の手の平を刺激してくる。
「結樹さんも来ていたんですか!」
「おうよ!俺が来ないと話になんねーべ。それよりそっちこそ良く来たなぁ」
「まあ別の用事のついでもあって、一度は来てみたかったスタジアムでしたし。彼女との旅行も兼ねてって感じですけど」
「相変わらず仲良いみたいだな。彼女、結構狙っていた奴らもいたんだぜ。女の子のサポーターって多くないし、そいつらマジへこんでるよ」
「まさか、結樹さんもですか?」
「ばか、俺はあんな可愛いタイプじゃなくて、もっとこう美人なタイプが良いんだよ」
「それ聞いて安心しましたよ。結樹さんとは長い付き合いになりそうだし変な蟠(わだかま)りは持ちたくないですから」
「へえ、結構言うようになったね、お前」
「あ、すいません。生意気な事言っちゃいました!」
「良いよ良いよ。それより誰か良い娘がいたら紹介してくれや。じゃあ俺行くから」
そう言って『ニータ21』の会長さんはスタジアムの階段を降りて行った。
「勇次くん!とりあえず段幕貼るの手伝ってよ!」
「あ、はいはい!ここあさん、どうします?僕ら一番前に行きますけど」
「私はここで観てるわ。気にしなくて良いからね。私はもう大丈夫だから」
「はい!でも大きな声、出したくなったらいつでも前に来て下さいね。待ってますよ!」
「うん。分かったわ。がんばって!」
試合開始はもうすぐだ。
スタジアムに一歩足を踏み入れてまず驚いたのはアルビレックス新潟のサポーターの数だった。
約4万2300人収容のスタンド席はほぼ埋め尽くされ、そのほとんどの人達がオレンジ色の服を着ていた。
(噂には聞いていたけど実際見ると凄いな・・)
一方の大分トリニータのサポーターの数は約50人ほどで、多くの人は関東から足を運んでいた。
遠い九州からは選手もサポーターもアウェー参戦は至難の技である。
そんな中にも見知った顔があった。
その人は僕を見つけると、悪ガキみたいな笑顔を浮かべて近づいてきた。
「ようようよう!お疲れお疲れぇ!」
差し出された手を握ると太鼓のバチで出来たバチタコがゴツゴツと僕の手の平を刺激してくる。
「結樹さんも来ていたんですか!」
「おうよ!俺が来ないと話になんねーべ。それよりそっちこそ良く来たなぁ」
「まあ別の用事のついでもあって、一度は来てみたかったスタジアムでしたし。彼女との旅行も兼ねてって感じですけど」
「相変わらず仲良いみたいだな。彼女、結構狙っていた奴らもいたんだぜ。女の子のサポーターって多くないし、そいつらマジへこんでるよ」
「まさか、結樹さんもですか?」
「ばか、俺はあんな可愛いタイプじゃなくて、もっとこう美人なタイプが良いんだよ」
「それ聞いて安心しましたよ。結樹さんとは長い付き合いになりそうだし変な蟠(わだかま)りは持ちたくないですから」
「へえ、結構言うようになったね、お前」
「あ、すいません。生意気な事言っちゃいました!」
「良いよ良いよ。それより誰か良い娘がいたら紹介してくれや。じゃあ俺行くから」
そう言って『ニータ21』の会長さんはスタジアムの階段を降りて行った。
「勇次くん!とりあえず段幕貼るの手伝ってよ!」
「あ、はいはい!ここあさん、どうします?僕ら一番前に行きますけど」
「私はここで観てるわ。気にしなくて良いからね。私はもう大丈夫だから」
「はい!でも大きな声、出したくなったらいつでも前に来て下さいね。待ってますよ!」
「うん。分かったわ。がんばって!」
試合開始はもうすぐだ。

