「どうでしたか?人類が滅びる“夢”は」 「最高だったよ」 機械に繋がれているたくさんのチューブのついたヘルメットを頭から離して、僕は満足気に答える。 「そうですか。……それはよかった。 ワタクシもこういう仕事をしている以上 お客様に満足頂ける事はとても嬉しく、やり甲斐を感じます。 では、夢を見た代わりにあなたから命をいただきます。 それがワタクシにとって最高の代償ですから」