風が吹くたびに あたしは南の匂いに つつまれていく 落ち着く 甘い匂い… あたしの好きな匂い… 「あ!此処右曲がって!」 「は?右に道ありませんけど」 「………左!普通にわかるでしょ」 「馬鹿だな~お前。」 そんな会話をしながら びゅんびゅんと学校へ 向かっている ……それにしても みんなあたし達のほうを 見ていた。 なんで??