「お前、大丈夫?」 学校の帰り道。 悠羽が話かけて来た。 そういえば、さっきから一言も喋ってないっけ・・・ 「大丈夫だけど?」 「ふーん」 悠羽は納得いかないような顔をしてたけど、凛から聞いた話は何となく言えなかった。 きっと言ったら流宇まで泣いちゃいそうだから。 「部活いつから?」 「明後日」 流宇たちは、もちろん陸上部に入部した。