「遅。」 玄関を出た流宇の目に1番に目に入ったのは・・ 悠羽の姿だった。 「待ってたんだ・・」 「・・」 「先に行ったのかと思った」 「行くぞ」 悠羽はそれだけ言うと歩き始めた。 「ま、待ってよ!」 「あ?時間ねぇんだよ!走るぞボケ!!」 ええ! 朝からダッシュ・・・ 「勘弁してよー」 「お前のせいだろうが!」