~真逆な2人~



授業が終わる。


「かーみ!立たされたとかおつー」


「あ、夏輝君、おつでーす…」


「ま、頑張れ!」


「あっ、あの夏輝君」


「ん?」


首を傾けて不思議そうな眼差しで私を見る。


不覚にも三次元男子に可愛いと思ってしまった。


今はこんな事考えてる場合じゃない!


聞きたいこと!


夏輝君、知ってるかな?


結構な情報持ってるから、つい聞いてみた。


「あの、私…

“かーみ”

て、呼ばれてるんだけどいつから?」