いつものように登校する。


いきなり頭の上にポンッ!


と優しい重みが乗る。


「?」


「かーみ、おっは!」


それは夏輝君だった。


彼は走り去って行く。


「頭、触られた…」


「んー…、夏輝君か…」


「えっ!」


すぐ隣にはいつの間にか蓮先輩の姿。


寝起きが跳ねている。