危険な三角関係。

「流南ちゃんが傷つくだけだよ?」


「流はそんな事で落ちこぼれる奴じゃねえよ。」


窓の外にいる流を見たまま言う俺。


「ふ~ん。わかったわ。
それじゃ明日、この写真ばらま…あっ」


俺は隙を見て写真を奪い取った。


いつもは何処かに隠している写真。


莱架は驚いた顔をしたけどすぐに何か
たくらんだような笑顔になった。


「1枚くらい、いいわよ。
まだあるのよねぇ??ここ、に…。
って…な、ない…」


莱架は焦ってる。