危険な三角関係。

玲は朝まで帰ってこなかった…


私は、玲とちゃんと話がしたくて
帰ってくるのをずっとまっていた。


だけど…そんな期待は、はずれた…


気がつくといつのまにか陽が昇っていた。


その日は私の心とは裏腹に
雲がひとつも無い快晴だった…


今日は、学校行かなきゃ。


学校ではちぃや、他の友達が
居てくれるからきっと大丈夫。


笑顔で居られる。


そう言い聞かせた。


心配は掛けたくないから…。


学校ではやっぱり沢田くんが心配してくれる。


「流南、無理して笑うな。」


「えっ!?…無理なんかしてないよ?」


沢田クンが心配してくれてる…


「嘘つくな。
お前の笑顔見たらいつも元気に
なれるけど、最近のお前の笑顔をみても
無理してるの分かるし
逆に悲しくなるだけなんだ。」


どうして、そんなに優しくするの?